活動状況|アクションパネル
【開催報告】2024年9月20日(金)、いのち会議 教育・こどもアクションパネル「こどもと大人が社会価値を共に創ろう!」 を開催しました!
2024年9月20日(金)、いのち会議 教育・こどもアクションパネル「こどもと大人が社会価値を共に創ろう!」 を開催しました。話題提供者の方々含め会場に15名、オンラインで19名が参加しました。以下に概要を報告します。
堂目 卓生(大阪大学総長補佐、「いのち会議」事業実行委員会副委員長)「共助社会・共感経済から見るわくわく・どきどきSDGsジュニアプロジェクト」
✓ ロンドン万博(1851):きらびやかな万博の裏で取り残されるコレラに苦しむ市民
✓ 近代社会の中心にいた「助けるいのち(Capable)」ではなく、「助けられるいのち(Vulnerable)」を中心に据えた共感を軸とする共助社会の構築へ
✓ わく・どきプロジェクト:こどもたち(Vulnerable)に支えられる民間企業(Capable)
✓ 万博を機に、上記の理念を下にしたアジェンダをいのち宣言として世界に発信
森山 伸治(大阪府教育庁小中学校課 進路支援グループ首席指導主事) 「アイディアミーティングにむけて」
✓ わくわくどきどきSDGsジュニアプロジェクト(2020年~):型にまはった教育からこどもたちが自ら身近な・世界における課題について自ら考えることを促進
✓ アイデアミーティング:中学生が「すべてのいのちが輝くためのアイデア」を考え、企業がアドバイスをする形で探究活動へ繋げるために実施
←学習状況調査から将来の夢・目標や挑戦するマインドの低下を確認
✓ 手順:こどもたちがグループデ作成したアイデアシートを企業に事前に提出。アイデアミーティングではグループ毎に5分程度の発表し企業側がコメント
→実現させるために必要な予算・技術などが必要なことを指摘されたりする中で、課題を実現するためにはアイデアに加えて他者との協力の重要性を学び、より具体的な将来の夢・目標を描き、実現するためのイメージを膨らませられる様に
✓ HPで受賞したアイデアについて紹介、興味がある企業に参画をよびかける
伊藤 武志(大阪大学SSI教授)「こどもと大人が共創し、すべてのいのちを輝かせるために」
✓ 日本企業における労働人材のモチベーションの改善:経営層との意識の乖離が課題
✓ こどもも夢や目標、挑戦するマインドが低い現状→わく・どきプロジェクト
✓ 企業の公共性:企業が社会を支える役割、社会への価値の提供
→消費者側も企業の取組を知ることを通じて企業を「推す」ポイントを知り、社会を支え価値を提供する企業を応援出来る様にすることで好循環を生み出すことが重要
⇒わく・どきプロジェクトを通じたこどもと企業の交流もこの循環に関わるプロセスの一つとして活用してほしい