「いのち会議」とは、「いのち」とは何か、「輝く」とはどういうことか、「誰一人取り残さない」ために何をなすべきかを、あらゆる境を越えて考え、話し合い、それぞれが行動に移す場です。いのち会議 

アクションパネル

【イベント】2025年8月5日(火)18時30分から、いのち会議アクションパネル『いのちを運ぶ鉄道:南アフリカ「病院列車」への日本人初参加の記録』を開催します。

今年のTICAD9(日本アフリカ開発会議)の開催にあたり、アフリカでの特別な医療の現場に実際に身を置いた日本人による体験を紹介する特別イベントを開催します。

登壇者は、南アフリカ共和国で運行されている移動型の医療施設「病院列車」(Phelophepa Train of Hope)に、日本人として初めてボランティアとして参加した竹内幹也氏。医療資源の届かない地域に“いのち”を届けるこのプロジェクトの最前線での体験を、貴重な映像とともに語っていただきます。

対談には、デジタルラーニングを通じてアフリカ各国で教育・医療支援を展開している山脇智志氏(キャスタリア)と、倫理や公共哲学の視点から社会の課題を見つめ続けてきた堂目卓生教授(大阪大学)を迎え、現代における「国境を越えるケア」のあり方を多角的に考察します。

アフリカと日本の未来を、現場から問い直す1時間半。映像と語り、そして哲学の交差点から新しい可能性が立ち上がります。

開催概要

日時:2025年8月5日(火)18:30〜20:00
場所:大阪大学中之島センター 5F「いのち共感ひろば」
住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4丁目3-53
アクセス:京阪中之島線「中之島駅」より徒歩約5分、JR「大阪駅」よりバス約15分
定員:対面30名、オンライン100名
参加費:無料

「病院列車(Phelophepa Train of Hope)」とは?


南アフリカで運行されている移動型の医療施設です。都市部から離れた農村や医療過疎地を巡回し、医師・看護師・薬剤師らが乗車して基本的な診療、眼科・歯科治療、心理ケア、健康教育などを提供しています。1994年に運行を開始し、年間数万人に医療を届ける社会的インフラとして高く評価されています。鉄道を活用した“いのちを運ぶ”プロジェクトです。

登壇者

竹内 幹也(塩野義製薬)
 製薬企業に勤務しながら、南アフリカの「病院列車」Phelophepaにボランティアとして参加。医薬品提供と医療支援の最前線を経験した初の日本人医療従事者(写真左)


堂目 卓生(大阪大学教授・経済学者)
 公共哲学やアダム・スミス研究を通して、経済と倫理の融合を追求。「いのちを守る経済学」など、現代社会における倫理と連帯のあり方を提唱。


山脇 智志(キャスタリア代表取締役CEO/中央大学兼任講師)
 モバイルラーニングを通じたアフリカでの教育・医療支援を推進。JICAやUNESCOとの協働により、持続可能な学びの基盤を構築。


実施体制

主催:大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ、キャスタリア株式会社


お申込み

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