活動状況|いのち会議全体
【イベント】3月30日(月) 14:30~17:45、いのち会議・SSIシンポジウム「共通善の経済・経営へ ― 知識創造、共感経済、共助資本主義による実現 ― 」を開催します!(交流会:18時~20時)



1.開催趣旨
世界が向き合う複雑な社会課題に対し、今求められているのは単なる効率追求型の資本主義ではなく、共感に基づいた、人々が互いに助け合いながら価値を創造する「共通善の経済・経営」である。
いのち会議は企業・行政・専門家・市民の「いのち」を起点とした協働を促す場として活動してきた。一方、大阪大学SSI は学術知を社会に接続する拠点として、共感に基づいた社会変革に向けた実践を積み重ねてきた。同時に、経済同友会が提唱する「共助資本主義」、さらには「共助資本主義の実現に向けた大学連合(SOLVE!)」の動きが、社会の新たなダイナミズムを起こしつつある。
本シンポジウムは、野中郁次郎先生が遺した 「知識創造経営(SECI モデル)」を継承しつつ、これらの潮流を統合し、“知識創造 × 共感 × 共助” を基盤とした新しい経済モデルを提示する場です。
2.開催日時・場所
会場: 東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール(交流会:多目的スペース)
日時: 2026 年3 月30 日(月) 14 時30 分~17 時45 分(交流会18 時~20 時)
主催: いのち会議、大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)
後援: 一般社団法人経済同友会、共助資本主義の実現に向けた大学連合(SOLVE!)、関西SDGsプラットフォーム大学分科会
3.プログラム
14:30 開会のごあいさつ
主催者: 堂目 卓生(大阪大学 総長補佐・社会ソリューションイニシアティブ(SSI)長・特任教授
/いのち会議 事業実行委員会委員長)
来賓: 大橋 弘 氏(東京大学 副学長・教授)
後援メッセージ:岩井 睦雄 氏 (一般社団法人経済同友会 筆頭副代表幹事)
14:50 セッション1:共感に基づく知識創造経営
登壇者
廣瀬 文乃 氏 (立教大学 経営学部長)
高山 千弘 氏 (ノックオンザドア株式会社 共同創業者)
宮田 博文 氏 (株式会社宮田運輸 会長)
高橋 陽子 氏 (公益社団法人 日本フィランソロピー協会 理事長)
モデレーター:木多 道宏 (大阪大学SSI 副長/大阪大学大学院工学研究科 教授)
論点: ・組織内部での知識創造(SECI)と共助文化の醸成
・共感を軸にした経営の意思決定
・「いのち」や「公共性」を中心に置く経営モデル
15:35 セッション2:企業・市民社会・大学の協働による共感経済の構築
登壇者
平瀬 錬司 氏 (サステナブル・ラボ株式会社 代表)
下村 委津子 氏 (認定NPO法人環境市民 副代表)
住田 孝之 氏 (住友商事株式会社 専務執行役員)
峯 陽一 氏 (独立行政法人国際協力機構 緒方貞子平和開発研究所 所長)
白藤 大仁 氏 (株式会社リンクソシュール 代表取締役)
モデレーター: 伊藤 武志 (大阪大学SSI 教授・企画調整室長)
論点: ・データに基づく企業活動の可視化と政策・経営への活用
・マルチステークホルダーの意識改革と選択
・企業・NPO・行政の役割分担と協働モデル
・いのち宣言アクションプランの具体化・ロードマップ
16:40 セッション3:共助資本主義が開く未来
登壇者
岩井 睦雄 氏 (経済同友会 筆頭副代表幹事)
湯浅 誠 氏 (東京大学先端科学技術研究センター 特任教授)
米良 はるか 氏 (READYFOR株式会社 CEO)
富士榮 尚寛 氏 (伊藤忠テクノソリューションズ みらい研究所 所長)
モデレーター: 堂目 卓生 大阪大学SSI長
論点: ・共助資本主義の社会浸透と展望
・共感を基盤とした市場の未来
・市民参加型・越境型学習の役割
・大学が果たす社会変革のインフラとしての役割
17:25 クロージング
共通善の経済・経営に向けて: 伊藤武志 大阪大学SSI 企画調整室長・教授
閉会挨拶: 木多 道宏 大阪大学SSI副長
4.お申込み
こちらのフォームよりお願いいたします。
https://forms.gle/e1fgmiKjfy44D24J8
※交流会の費用について:できましたら、事前のPeatixを利用いただいてのお支払いをいただけますと助かります。フォームによるお申込み後にPeatixページへのURLリンクを差し上げます(電子メールでのご案内もいたします)からお願いします。
5.解説
(1)知識創造経営とは
野中郁次郎先生は、組織が価値を創造する源泉は “知識” であり、知識は人と人との相互作用の中で生まれることを示した。代表理論であるSECIモデル は、
S(共同化):暗黙知を共有する
E(表出化):暗黙知を形式知にする
C(連結化):形式知同士を組み合わせる
I(内面化):形式知を暗黙知として実践に取り込む
という循環から新しい知が生まれると説明する。
(2)いのち会議とは
産・官・学・民が連携して「いのちを起点とした社会変革」を推進するプラットフォーム。2025年10月11日に、大阪・関西万博の会場で「いのち宣言」を発表した。「いのち宣言」を支える103本のアクションプランには、企業・行政・市民を巻き込む実践型の協働計画が示され、共通善の経済の実装を進める上での指針となる。
(3)大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)とは
大阪大学のシンクタンクとして、複雑化する社会課題に対し、学術知を社会に実装するための研究・共同事業を推進する拠点。分野を超えた研究者と組織が協働し、公共性・共通善を重視する社会変革モデルを発信している。
(4)共助資本主義とは
経済同友会が掲げる新しい資本主義構想。共助資本主義の実現委員会が推進している。市場原理主義でも政府依存でもなく、「共助=自発的な互助・協働」 を社会の中心に置き、企業と市民の自律的な行動によって公共価値を創り出すことを目指す。
(5)Solve!(共助資本主義の実現に向けた大学連合)とは
共助資本主義の実現に向けて大学・研究者・学生が社会課題解決に向けて実践・研究を推進するための全国ネットワーク。大学発の社会変革エコシステム形成を目指している。