「いのち会議」とは、「いのち」とは何か、「輝く」とはどういうことか、「誰一人取り残さない」ために何をなすべきかを、あらゆる境を越えて考え、話し合い、それぞれが行動に移す場です。いのち会議 

活動状況|いのち宣言

【提言】未来の地球環境を守るため、共感によるパートナーシップ活動を広げ、実現のためのプラットフォームを形成し、すべての人が「いのち」を大切にするアクションを選択できるようにしよう

SDGs ゴール12
SDGs ゴール14
SDGs ゴール17

概要

現在、地球の危機的状況に圧倒され無力感に陥る人もいれば、その一方で、国連のリードと「誰一人取り残さない」というSDGsの精神のもと、人々の意識が目覚め、その課題解決に向けたさまざまな革新的技術や取組み、新しいイニシアティブやパートナーシップが創出され、前向きで積極的な取組みが増え広がってきています。

2030年そしてその先に向けて、地球環境と全てのいのちを守ろうとする意識の変化とムーブメントの高まりが世界で同様に起こっています。SDGsBeyond元年となる2030年以降は、かけがえのない「いのち」そのものの喜びを感じ、その価値に関心と重点を置く世界共通のゴールが新たに設定されると思われます。

1992年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」のレガシーとして大阪市に誘致・設立された国連環境計画 環境技術センター(UNEP-IETC)は、世界の廃棄物汚染問題の改善に重点的に取組んでいます。この支援機関である(公財)地球環境センターは、2020年に国連環境計画(UNEP)と協働し、資源循環とサステナブルな未来社会の実現に向けたプラットフォーム「UNEPサステナビリティアクション」1)を立上げました。これはSDGs達成に向けた各種取組をリードする国連機関と、普段の暮らしを支え人々の生活の真ん中にある民間企業(セブン&アイ・ホールディングズ、ファーストリテイリング、楽天グループ)やアドバイザーの古坂大魔王から構成されたプラットフォームで、「私たちのアクションが地球を守る」のメッセージを掲げ、プラスチックごみや食品ロスの削減の取組紹介や、環境にやさしいライフスタイルの推進など、資源循環と具体的アクションの重要性について発信し続けてきました。2025年大阪・関西万博テーマウィークにおいてもこのメッセージを世界へ発信する予定です。

これから本プラットフォームにおいては、これまでの「発信」に加えて「実施」を重視した活動とするため、「サステナビリティアクション・フォーラム」として2025年の資源循環をベースにカーボンニュートラル社会を目指すアップグレードした活動として新たに展開していきます。ミッションに賛同する国内外の機関、組織、企業、プラットフォームと新たにパートナーシップを組むことにより、活動の成果とインパクトの拡大を図ります。具体的には、国連・国際デーキャンペーン、機関、組織、民間企業による独自の取組み、連携プロジェクトの構築など、本プラットフォームで協働・連携することでパワーを結集し最大の成果を目指します。

パートナーシップによるこの活動が、市民(消費者)の共感と行動変容を促すこととなり、かけがえのない地球環境と「いのち」の大切さを求める共感の輪が、個人から全体へ、ローカルからグローバルへと広がり、2030年SDGsの目標達成への取組を加速し、その先の2050年に向けたSDGsand beyondへの活動として資源循環をベースとした理想の未来=カーボンニュートラル社会の実現を目指します。

いのち会議は、「いのちを大切にする」という理念に共感するパートナー企業や機関を増やし、多くの人々(消費者)にリーチし、国連、企業、政府、自治体、学術機関、NGO、インフルエンサーなど横のつながりのパートナーシップを拡大するとともに、「UNEPサステナビリティアクション」やその他のプラットフォームと協働して、より大きなプラットフォームを形成し、異なる組合せによって生まれるそれぞれの強みを活かすことで、社会と世界に大きなインパクトと変革を起こし、2050年までに持続可能な地球を実現するムーブメントを加速します。

提言実行のイメージ

参考情報

1) UNEPサステナビリティアクション
 https://www.unep-sustainability-action.org/

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9. 資源循環

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