いのち宣言
アートによって、いのちのみなもとにつながろう。心の奥にある声を引き出し、響き合わせ、いのちを慈しむ心を世界にひろめよう
私たちの周りにあるものがすべて地球や宇宙からの贈り物であることに気づくと、感謝の気持ちが芽生えます。空気を吸い込むたびに感じるいのちの鼓動。太陽がもたらす温かな光、水が潤す大地、そのすべてが、私たちに生きる力を与えてくれています。いのちは目には見えなくとも確かにつながりあい、支え合っています。いのちは宇宙からの大きなギフトです。
一般社団法人Feel&Sense は、音楽、映像、展示のアートを通じて、宇宙的な視点からいのちを感じ、人のこころや意識を繊細に感じる感性を育むことで、いのちのみなもとに立ち返り、生きる力を育むことを目指します。
2018年の始動以来、畏敬や感動の体験(AWE 体験)を促すアート映像作品「LIFE Ⓡいのち~うまれることを再体験~」を、科学館や美術館、プラネタリウム、教育現場、高野山をはじめとする世界遺産の神社仏閣、国際サミットなどで開催してきました。活動範囲は多岐にわたり、世代や文化の垣根を越えていのちを感じる体験を、国内外で創出してきました。
こうした継続的な活動が高く評価され、2025年日本国際博覧会協会の協力催事として認められ、2025年9月27日、大阪・関西万博のメインステージであるEXPO ホールにおいて、いのち会議とともに「LIFEⓇいのち with スーパーキッズ・オーケストラ」を開催しました。
そこでは、宇宙空間の映像を会場全体にマッピング投影しながら、監督のアーティスト橋本昌彦と世界的指揮者である佐渡裕氏が指導するスーパーキッズ・オーケストラが、ライブで演奏しました。
観客と演奏者のすべてが、宇宙空間と透き通る音に包まれながら、壮大なスケールでいのちの軌跡をたどり、いのちのみなもとに触れる体験をしました。

万博EXPO ホール 6,000名が参加
フィナーレでは、いのち会議のテーマソング「いのち/ INOCHI」(作詞:いのち会議 作曲:橋本昌彦)を約200名の人々が歌いました。参加したこどもたちの中には難病を抱えている子や不登校になっ た子もいましたが、そうした違いを超えていのちの響き合いと未来への希望を一緒に分かち合う、かけがえのない一日となりました。
こうした活動実績を踏まえ、Feel&Sense は、2050年を見据えてグローバルな展開を計画しています。まず、2030年のサウジアラビア・リヤド万博への参加を予定しています。
同時に2025 年の万博で披露した映像作 品「LIFE Ⓡ いのち」と歌「いのち/ INOCHI」を統 合し、「INOCHI WORLD PROJECT」として、一人ひとりの「いのちの声」を引き出し、響き合わせ、世界を変えるアートプロジェクトとして発展させていきます。その柱となるのが「いのちのオーケストラ」と「いのちの合唱団」という2つのアートプログラムです。
「いのちのオーケストラ」は、大阪・関西万博で上映した25分間のアート作品「LIFEⓇいのち」との共演によって、映像と演奏を融合させたライブ公演として届け、人びとがいのちのみなもとにつながる機会を創出していきます。
他方、「いのち合唱団」は、ただ歌を練習し発表するだけではありません。メンバーは映像作品「LIFEⓇいのち」を共に鑑賞し、「いのち」について考え、日常の忙しさの中で埋もれてしまいがちな自分自身の心の声に耳を傾けます。その響きを他者と分かち合う時間を持つことで、互いの存在をいのちとして感じ合い、慈しむ心を育みます。それぞれの心の声が、歌「いのち/ INOCHI」の詞と重なり合い、詞が持つ深い意味を一人ひとりが理解していきます。
そうして生まれた響きは、ただの歌声ではなく、いのちのメッセージとして、聴く人の心の奥深くへとまっすぐに届いていきます。
いのち会議は、さまざまなアーティストたちとともに、いのちの響きに耳を澄まし、いのちの尊さを分かち合う共感の輪を広げ、世界に共鳴を生み出していきます。私たちの一つひとつのアクションが、一人ひとりの心を豊かにし、世代や国境を越えて人類が互いを尊重し、この星を慈しむ世界になることを目指します。
【参考情報】
・Feel&Sense
・INOCHI WORLD PROJECT
https://inochiworldproject.com
【アクションパネル】
アート・文化・スポーツ
【SDGs】


