「いのち会議」とは、「いのち」とは何か、「輝く」とはどういうことか、「誰一人取り残さない」ために何をなすべきかを、あらゆる境を越えて考え、話し合い、それぞれが行動に移す場です。いのち会議 

いのち宣言

【提言】未来の地球環境を守るため、共感によるパートナーシップ活動を広げ、実現のためのプラットフォームを形成し、すべての人が「いのち」を大切にするアクションを選択できるようにしよう。

概要

現在、地球の危機的状況に圧倒され、無力感に陥る人もいれば、その一方で、国連のリードと「誰一人取り残さない」というSDGsの精神のもと、人びとの意識が目覚め、その課題解決に向けたさまざまな革新的技術や取組み、新しいイニシアティブやパートナーシップが創出され、前向きで積極的な取組みが増え広がっています。

2030年そしてその先に向けて、地球環境とすべててのいのちを守ろうとする意識の変化とムーブメントの高まりが世界で同様に起こっています。SDGs+Beyond元年となる2030年は、かけがえのない「いのち」そのものの喜びを感じ、その価値に関心と重点を置く世界共通のゴールが新たに設定される年です。

1992年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」のレガシーとして大阪市に誘致・設立された国連環境計画環境技術センター(UNEP-IETC)は、世界の廃棄物汚染問題の改善に重点的に取組んでいます。この支援機関である公益財団法人地球環境センターは、2020年に国連環境計画(UNEP)と協働し、資源循環とサステナブルな未来社会の実現に向けたプラットフォーム「UNEPサステナビリティアクション」を立上げました1)。これは、SDGs達成に向けた各種取組をリードする国連機関と、普段の毎日の暮らしを支える民間企業(セブン&アイ・ホールディングズ、ファーストリテイリング、楽天グループ)、そしてアドバイザーの古坂大魔王から構成されたプラットフォームです。「私たちのアクションが地球を守る」というメッセージを掲げ、プラスチックごみや食品ロスの削減の取組紹介、環境にやさしいライフスタイルの推進など、資源循環と具体的アクションの重要性について発信し続けてきました。2025年大阪・関西万博テーマウィークにおいてもこのメッセージを世界へ発信します。

本プラットフォームにおいては、これまでの「発信」に加えて「実施」を重視した活動とするため、2025年の資源循環をベースにカーボンニュートラル社会を目指すアップグレードした活動を「サステナビリティアクション・フォーラム」として新たに展開していきます。ミッションに賛同する国内外の機関、組織、企業、プラットフォームと新たにパートナーシップを組むことにより、活動の成果とインパクトの拡大を図ります。具体的には、国連・国際デーのキャンペーン、さまざまな機関、組織、企業による独自の取組みや連携プロジェクトの構築など、本プラットフォームで協働・連携することでパワーを結集し、最大の成果をあげることを目指します。

パートナーシップによるこの活動が、市民(消費者)の共感と行動変容を促すことになり、かけがえのない地球環境と「いのち」の大切さを求める共感の輪が、個人から全体へ、ローカルからグローバルへと広がり、2030年SDGs達成への取組を加速し、その先の2050年に向けたSDGs+ Beyondへの活動として、資源循環をベースとした理想の未来、すなわちカーボンニュートラル社会の実現を目指します。

いのち会議は、「いのちを大切にする」という理念に共感するパートナー企業や機関を増やし、多くの人々(消費者)にリーチし、国連、企業、政府、自治体、学術機関、NGO、インフルエンサーなど横のつながりのパートナーシップを拡大するとともに、「UNEPサステナビリティアクション」やその他のプラットフォームと協働して、より大きなプラットフォームを形成し、異なる組合せによって生まれるそれぞれの強みを活かすことで、社会と世界に大きなインパクトと変革を起こし、2050年までに持続可能な地球を実現するムーブメントを加速してまいります。

提言実行のイメージ

参考情報

1) UNEPサステナビリティアクション
 https://www.unep-sustainability-action.org/

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9. 資源循環

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